チームリーダー 泉本 美喜
略歴・プロフィール
- 兵庫県神戸市生まれ
- 自動車オーディオメーカーの卸営業として西日本を行脚。
- 名古屋に移り住み、住宅インテリア会社の立ち上げスタッフとして入社。
- 独立し、インテリアリフォーム会社のBoxを立ち上げる。
- 2017年、株式会社5tsuBoxとして法人化する。
船乗りの父と躾に厳しかった母のもとに生まれ、幼少期から「挨拶」や「上下関係の大切さ」などを教わる。お寺に入れられ法話を聞いていた子供時代の経験から、人間観や哲学的な考え方を大事にするように。近所の大人には「ナニワの商人」が多く、「道理をわきまえること」「人付き合いの術」を教わる。高校・大学時代は女子柔道部に所属し、スポ根一直線な学生生活を送る。柔道では神戸市の大会で優勝を飾るようになるものの、県大会では毎回秒殺負けを繰り返し、人生の厳しさも学ぶ。
仕事のポリシー
「あの人で良かった」「選んだ甲斐があった」そう言ってもらえるように
社会的な信用も保証も無い独立直後。そんな時期にも関わらず、私という人間を信用して、仕事を下さった取引先の方々…。
小さな会社にもかかわらず、リフォームという大きな仕事を任せて下さったお客様…。
「泉本さんに頼んで良かった」「5tsuBoxさんにお願いして本当によかった」こうした言葉ほど嬉しいものはありません。
今の私があるのは、取引先の皆様、沢山のお客様が支えてくださったからこそです。目の前のひとつひとつの仕事に一生懸命に取り組み、会社を大きくして事業として成功させること。それが、私を支えてくれた人たちへの恩返しだと思い、日々仕事に励んでいます。
仕事のやりがい
お客様と二人三脚で作りあげる理想の住まい
創業80余年の大工 田村 善則
略歴
- 田村建設(名古屋市南区)代表
- 創業80余年の会社の3代目。祖父、父、叔父、弟も大工の「大工一族」。
- 大工歴30年以上
- 自宅も自分の手で建てる
祖父の名が彫られた木の表札を作業場に飾っているのは、ご先祖様への感謝と、名に恥じないような仕事をするための自分への戒め。
仕事のポリシー
大工もサービス業。お客様が気に入るものを一緒に作る。
大工は昔、「お大工さん」と呼ばれるぐらい地位の高い時代がありました。でも今はそんな時代ではありません。大工もサービス業だと思うんです。大工としてのこだわりももちろんありますが、お客さんが喜ぶもの、気に入るものを作ることが一番大切だからです。住むのはお客さんですから。
だから、お客さんと話せない現場は、本当はやりたくないんです。細かい仕上がりやニュアンス、当初の打ち合わせには無かったようなことなど、現場には色々あるからです。お客さんと話せないと、設計図以上のものは作れないからです。
そういったことを煮詰めながら、お客さんや仲間たちと一緒に楽しみながら理想の住まいを作っていく。それが私の仕事の流儀です。そしてその結果として、お客さんから感謝の言葉を頂く時が、やっぱり何より嬉しい瞬間です。
大工を志した理由
3代目として、祖父、父、叔父の背中を追って。
大工という仕事は、自分が建てた作品が何十年も残る、そんな誇らしい仕事です。祖父が昔手掛けた現場を、孫である自分が手掛けることもあります。祖父が墨で番付したものを見たり、「あんたのおじいちゃんが作ったのよ」なんて言われたりする楽しみもあります。
私は、そんな祖父や父の背中を見て、大工という仕事を「カッコいい」と感じるようになり、21歳から大工修行を始めました。ところが、修行半ばの26歳の時に、急に父が病でこの世を去ってしまったのです…。
「一生勉強」と言われる大工の世界において、たった数年の修行で独り立ちすることは難しいため、一度はもう大工を諦めようと思いました。ですが、同じように大工だった叔父が、父親代わりになって教えてくれるようになったのです。叔父はとても厳しい人でしたが、今こそ自分がしっかりしないといけないという使命感、弟にも教えないといけないという責任感を励みに、今日まで大工一筋で腕を磨いてきました。
国内屈指のインテリアデザイナー 長嶋 真澄
略歴
- 長嶋真澄デザイン(豊橋市)代表http://www.nmddesign.com/
- 個人宅からホテルやレストランなどの商業施設まで、17年間デザイン会社にて経験を積む。
- THE INTERIOR DESIGN SCHOOL卒(インテリアデザイン業界の第一人者アイリス・ダンバーが創設)
- 2004年独立。
- 英国インテリアデザイン協会(BIID)正会員(最も入会基準が高い世界最高峰のインテリアデザイン集団であり、英国を代表する協会。日本人の登録者は21名のみ。)
仕事のポリシー
本当に美しいもの、本当に良いものを伝えていきたい
日本では、インテリアデザインについて、間違った内容を教えているものが多くあります。本来、インテリアデザインには時代や地域によって厳密な定義があり、歴史を深く学ぶ必要もあります。こうしたセオリーを知らずに作られたインテリアは、住む人の品格や感性にも影響を与えます。
だからこそ私たちプロは、本当に美しいもの、良いものを伝えていくことが大切だと感じています。住まう人はもちろんのこと、どんな来客があっても恥ずかしくない、洗練されたインテリアは、子どもたちの感性も育み、古今東西の文化や匠の技術を残すことにも繋がっていくからです。
仕事のやりがい
ご自身も気付いていなかった「まだ見ぬ好み」を発見する楽しさ
好みや好きなテイストは十人十色です。大手の場合、一人一人に手間暇かけてコーディネートするのは、非効率のためやりません。ですが、生涯長い時間を過ごす住まいだからこそ、ご自身の好みにあった、そこにいるだけで幸せな気持ちになれるような空間であるべきだと思うんです。
多種多様なインテリアデザインの組み合わせの中から、お客様の本当の好みを探っていくこと。「何となくこのテイストが好き」から始まり、時代や色、地域性などを切り取って、細かく絞り込んでいくこと。そして、お客様自身も気づいていなかったようなドンピシャのテイストを見つけ出し、「あっ!それ好き!」「そうそう!それです!」と感動してもらる瞬間。インテリアに詳しい人でも、まだ見ぬ世界を見て「目から鱗」の反応を頂ける瞬間。そんな瞬間が私は好きで、とても楽しさを感じる場面でもあります。